2012年10月12日

No.18 アナアオサ

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緑藻 アナアオサ(学名 Ulva pertusa
撮影地:臼尻(7月) 撮影者:佐藤佳那


長さ5〜15 cm、長いもので0.5〜1 m以上にも達する。分布は日本各地沿岸で、潮間帯中部から漸深帯に生育し、ごく一般的に見られる緑藻である。一般にアオサというとこの種を指す。体には多くの小さな穴があくのでこの名がついた。初春のころ採取した柔らかいものが各地で食用にされることがある。乾燥させて粉末にしたものは青粉と呼ばれ、ふりかけなどに使う。

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No.17 スギモク

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褐藻 スギモク(学名 Coccophora langsdorfii ) 成熟藻体
撮影地:江差(4月) 撮影者:佐藤佳那


高さ40〜60 cm。分布は主に九州から北海道(サハリン)までの日本海側及び津軽海峡沿岸。低潮線から漸深帯の岩上に生育する。季節により、スギの小枝に似た葉と糸状の葉を形成、春には黄金色で卵形の生殖器床(卵を作る部分)を形成する。藻体にはハタハタやイカナゴが卵を産みつける。

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No.16 エゾノネジモク

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褐藻 エゾノネジモク(学名 Sargassum yezoense) 幼体
撮影地:穴澗(7月) 撮影者:佐藤佳那


高さは1 m以下。分布は長崎県から北海道までの日本海側と津軽海峡沿岸から宮城県までの太平洋側。付着器(根の部分)が分枝しながら岩を覆って群落を形成する。生長に伴って枝がしばしばゆるくねじれる。藻体下部に形成する葉は全縁のことも粗い鋸歯を持つこともある。波当たりのよい場所の低潮線付近から水深3 m程の岩上に生育する。

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