2015年02月05日

No.48 ババガレイ(学名:Microstomus achne)

煮付けにされてよく食卓に上るカレイの一種。
臼尻沿岸の浅瀬に出現するカレイ類と比べると口は小さく、唇は厚くなります。
普段は水深200m前後の砂泥底に生息していますが、冬季になると浅瀬に移動して春先に産卵します。
(出典:尼岡ら著「北海道の全魚類図鑑」)

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No.47 イソバテング(学名:Blepsias cirrosus)

広い意味でのカジカの一種、ケムシカジカに近い種です。
潜水でよく見かける体長は15cmほどですが、大きいものでは20cmにまで成長します。

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イソバテングの雌は交尾後、8月頃にカイメンの中に卵を産みつけます。
卵はカイメンの中で新鮮な酸素をもらいながら発達を続け、翌年の2月にふ化します。

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2015年01月26日

No.46 ケムシカジカ 学名Hemitripterus villosus

不格好な見た目に似合わず、トゲカジカ(別名マカジカ、なべこわし等)と並ぶ、カジカの中でも美味しい種。
写真個体は体長10cm弱の稚魚ですが、成魚は50cmを越えるまでに成長します。
ロシアの研究報告では、20年近くも生きるとの情報があります。
臼尻近海では水温が徐々に低くなってくる12月頃から多く出現します。
岩の下や海草の間に隠れていることが多いですが、その大きな体のせいか良く目についてしまいます。
彼らが堂々としているのは、ケムシカジカを食べるほどの大きな魚や海獣類がいないからでしょうか。

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